この記事は約4分で読めます。
バスケを観ていて最も分からないのがファウルの笛。
経験者でも意見が分かれることがしばしば、よくHCや選手が審判に抗議しているシーンも見られます。
今回はよく試合で見られるファウルをまとめました。これを読んでから試合を見ることでファウルの理由がチョットワカルようになります。
よく見られるファウル一覧
ディフェンスファウル
審判のジェスチャー:手のひらを前に押す、腰に手を当てる、身体の前に出した手首を掴むなど…
バスケの試合で最も多く吹かれるファウルです。ディフェンスをしているチームが、オフェンスチームの選手の動きを手や身体を使って不当に妨害した時に吹かれます。
手を使って押す、オフェンスの進行方向に対して横から身体を当てるシーンでよく見られます。
ファウル後は、1番近いサイド・エンドラインからオフェンスを再開します。
また、そのクォーターでのチームの累計ファウルが5回目以降である場合、ファウルをしすぎているペナルティとしてフリースローが2本、
オフェンスのシュートの一連の動きの間にファウルした場合は、シュートを妨害したとしてフリースローが1〜3本、相手に与えられます。(シュートファウルと呼ばれます)
オフェンスファウル(チャージング)
審判のジェスチャー:拳を横に突き出す
試合中、2番目に多いファウルです。
オフェンスをしているチームが、ディフェンスチームの選手の動きを手や身体を使って不当に妨害した時に吹かれます。
正しく守っているディフェンスにタックルしてしまう、手や腕でディフェンスを払う、肘を振り回して相手に当たってしまう、スクリーンプレイで動いてしまった際によく見られます。
ファウル後は攻守交代して1番近いサイド・エンドラインからゲームが再開されます。
オフェンスファウルはチームファウルなどが溜まっていてもペナルティのフリースローは発生しません。
テクニカルファウル
審判のジェスチャー:手でTの字を作ります
攻守、コート内外問わず、プレイ以外での反則行為をした時に吹かれます。
執拗な抗議やゲームの進行を遅らせるなどの際に見られます。
ファウル後は相手チームにフリースローを1本与えて元のゲームの流れに戻ります。
最も多いのはファウル時のオフェンスチームのスローインから再開です。
アンスポーツマンライクファウル
審判のジェスチャー:自分の手首を掴んで頭の上に掲げます
プレイ中にスポーツマンらしがらぬファウルをした際に吹かれます。
過激なファウル(怪我の危険性が高いタックルなど)や時計を止める目的などでボールではなく選手の身体に対して意図的にファウルをした際に吹かれます。
ファウル後は相手チームにフリースローを2本与え、その後相手チームのオフェンスでゲーム再開します。
番外編
ここからは番外編として滅多に見られないファウルをご紹介します。
ダブルファウル
審判のジェスチャー:両腕を掲げ頭の上で交差させます
オフェンスとディフェンスがほぼ同時にファウルを犯した場合に吹かれます。
ディフェンスが不当な接触した際にオフェンスが腕で大きく相手を押した場合などに吹かれます。
ファウル後はオフェンスをしていたチームのスローインで再開します。
ディスクォリファイングファウル
審判のジェスチャー:両腕を垂直に掲げます
意図した暴力や攻撃的な発言等、スポーツマンシップを著しく毀損した際に吹かれます。
吹かれた選手は退場になります。
ファウル後は、シチュエーションに応じた本数(多くは2本)のフリースローを与えられ、相手チームのスローインで再開します。
ご紹介した4つのファウルが主に試合中に吹かれるファウルになります。後は試合を見ることで、どのファウルなのかがわかるようになってきます。
ファウルがわかると、また一層試合が面白くなります。是非ファウルに注目して試合を観てください。