アースフレンズ東京Z 21-22シーズン新加入選手雑観

アースフレンズ東京Z 21-22シーズン新加入選手雑観

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今回は21-22シーズンに新加入した選手について、紹介とプレシーズン(vsベルテックス静岡)を観た上で各選手へ期待する・伸ばすポイント、チームとしての方向性(予測)を書いて行きます。

顔と背番号はこちらで確認しましょう。

https://twitter.com/eftokyoz/status/1416200987576987648?s=21

新加入選手一覧

#1 ホアンゴメス・デ・リアノ選手

プレシーズンはDNP。ついでに写真もなし。
開幕戦に期待!

#3 マーク・バートン選手

【強み】
縦に切れるドライブ、高いアーチの3P、ピックアンドロール(ハンドラー)、アスレティック能力、ボールへの執着
【弱み】
フィジカルの弱さ、ゲームコントロール

【期待・伸ばしたいポイント】
プレシーズンでは、早々に先輩ガードが軒並みDNPというアスフレの洗礼を受けたバートン選手。

縦に切れるドライブで昨シーズンまで課題だった早いボール運び、ペイントタッチを解消してくれる様子。

プレ後半に観れたアーチの高い3Pは、3Pラインの1〜2歩手前でピックアンドロールする為の釣り餌としても使えて、シューティングガード(SG)として得点も期待できそう。

ゲームコントロールは伸ばしたいポイント
ピックアンドロールに加えてセットオフェンスをどこまで機能させられるかはプレでは観られなかった為ここは今後要注目

フィジカルは持ち味の速さを殺さない程度に鍛えて、DFで相手のSGに押し負けない強さが欲しい。

https://twitter.com/eftokyoz/status/1438824316284538883?s=21

#7 ジョシュア・クロフォード選手

こんな笑顔なのにゲーム中は😡

【強み】
フィジカル、リバウンド

【弱み】
おこりんぼ

【期待・伸ばしたいポイント】
チーム唯一のフィジカル系ビッグマン。オフェンス、ディフェンス共に相手のフィジカル系ビッグマンには勝って欲しい。
確率は30%程度だが、3Pも打てるのでピックアンドロール、ピックアンドポップを織り交ぜて、有利なゴール下を作っていきたい。

スタッツはダブルダブル(得点、リバウンドで2桁)は欲しいところ。

アスフレファンお馴染みのウィル・クリークモア同様、テクニカルファウルの常連になりそうなおこりんぼ具合。プレでは、ファウルアピールしてトランジションの切り替えに遅れるシーンもあった為、ゲームに集中するメンタリティが欲しいところ。チームとしてもフラストレーションマネジメントには気を遣いたい。

#10 ビリシベ実会選手

ウィングスパンも長そう。

【強み】
フィジカル、アスレティック能力、負けん気、思い切りの良さ

【弱み】
判断能力(?)

【期待・伸ばしたいポイント】
髙木選手の先輩であるビリシベ選手。身体強度、運動能力は申し分なく、髙木選手同様の役割を求められる様子。
昨シーズンによく見られた、相手のシューティングフォワード系外国籍へのDFを髙木選手、宮越選手と共に守り切って欲しい。

3Pを中心にシュート確率を伸ばしたい。(現在3Pは30%前後)

トランジションやヘルプディフェンスでいらないファウルを吹かれる傾向にあるので、そこは改善したい。(ビリシベ選手がトラブルとDFが困ることがある)

https://twitter.com/eftokyoz/status/1438828199136227331?s=21

#22 パット・アンドレー選手

シューターなのに守るのはビッグマンという難しさ満点の選手

【強み】
3P

【弱み】
フィジカル、フットワーク、アスレティック能力

【期待・伸ばしたいポイント】
期待はもちろん3P。DFでの弱みを埋める為にも3Pで12〜15点は欲しいところ。シューターとして起用した場合ブロックされる事はほぼない身長の為、各ピリオド1〜2本決める仕事人としての活躍を期待する。

DFでは同じポジションのシューティングガードもしくは、同じ身長のビッグマンを守ることが多いが、残念ながらフットワーク・フィジカル共に守り切れる運動能力は無さそう。ゾーンDFで守るなら連携が要。コミュニケーションを積極的に取ることを求めたい。

(2021/09/25追記)静岡戦から一転コンディションが整ったのか、3Pや合わせのカットプレイなど「痒い所に手が届く」立ち回りでオフェンスに貢献、ディフェンスも基本のボックスアウトやリバウンド、リバウンドからのパスなどもスマートにこなしていて、丁寧さを感じました。

#25 マーク・エディノエリア選手

献身性はナンナを思い出しました。ナンナ元気かなー

【強み】
アスレティック能力、ウイングスパン(手の長さ)、献身さ、コミュニケーション能力、バスケIQの高さ、リバウンド

【弱み】
3P、ミドルシュート、フリースロー(?)

【期待・伸ばしたいポイント】
今季の核になるであろうエディ選手。献身性とコミュニケーション能力、得点・DF能力全てで高い能力を感じられた。このままアグレッシブにチームを引っ張って欲しい。

ポストムーブも出来るみたいなのでチームオフェンスが行き詰まったらスペースを与えてやらせてあげたい

反面、精神・能力面両方で高い故に、怪我やベンチに戻った際の強度が下がるのがチームとして心配。

シュートはミドル・3Pが苦手らしく、インサイドに入らせない戦術を取られた際にどう活用するかが課題。ピックアンドロールでハンドラー側が脅威になるか、オフボールスクリーンで無理くりポジションを取るか、シンプルに走るか。
どれにしても彼を封殺させない立ち回りがチームが出来るまでは特に大切になってくる。

https://twitter.com/eftokyoz/status/1438814215028940802?s=21

#27 山ノ内勇登選手

【強み】
アスレティック能力、3P、ミドルシュート、フリースロー

【弱み】
経験、手の使い方

【期待・伸ばしたいポイント】
外も打てる日本人ビッグマンとしてローテーション入りして欲しい。八王子戦で見た限りスタメンも取れる能力がある。特に3Pとフリースローはアスフレ内でも確率が良い方に入りそうで、経験とチームフィットして活躍を期待する。
今回、インサイドでは合わせのプレイが多く、ポストプレイは今回見れなかったけど、JCやエディをから色々吸収して欲しい。
パット、JC、エディ選手全員の特徴を体現出来るから練習から頑張って盗めるだけ盗んでNCAAへのキップを勝ち取って行って欲しい。

#34 宮越康槙選手

【強み】
DF、状況把握能力、3P(?)

【弱み】
遠慮しい

【期待・伸ばしたいポイント】
ジャパニーズ献身マン・宮越選手。髙木選手、ビリシベ選手と共に2〜4番を幅広く守ってくれるDFの要になるだろう。
信頼では髙木選手に、身体能力ではビリシベ選手に評価として劣るのが実情だろうが、持ち前の明るさと状況把握能力を伸ばして、「捨てきれないロールプレイヤー」として頑張ってほしい。

3Pを伸ばせれば、3&Dとしてスペーシングとエースストッパーとして貢献出来るので、是非とも期待したい。後、広報向きなのでフロントにも協力してあげて欲しい

チームの方向性(予測)

今回紹介した新加入選手と継続選手の特徴を踏まえると、キーワードは3つ。
・ピックからのペイントタッチの強調
・キックアウトからの3P
・アップテンポなペース
一つずつ解説します。

・ピックからのペイントタッチの強調

まず前提としてバスケのオフェンスでは「得点の期待値」の高さを考えてどこでシュートを打つかを決めていくのがベターになります。(期待値=得点×シュートを打つ位置の得点確率)

大まかにゴール近くと得点が1.5倍の3Pは期待値がを狙うのがセオリーになります。
そのセオリーに沿って、
ゴール近くのペイントエリアへのタッチ回数を増やして得点とDFを収縮させる事を狙い、そこからキックアウトで3Pを狙うという攻め方になると考えられます。
ペイントタッチの手段として、短時間でミスマッチとドライブコースが作れるピックアンドロールを用いていきます。
ホアン選手、バートン選手、栗原選手、増子選手とドライブインの能力が高い選手がガード陣に揃っているので、誰が出ても同じ形が作れます。

反面、ポストプレーは時間がかかる・ボールムーブが停滞するので、あまり使わないと予想されます。
(プレのエディ選手、クロフォード選手の動きからもポストプレーは求められていなさそうでした)

・キックアウトからの3P

新加入のパット選手を筆頭に、バートン選手、栗原選手、増子選手、久岡選手、宮越選手、ビリシベ選手、髙木選手、坂井選手、クロフォード選手は3Pが打てます。
(ホアン選手は不明、エディ選手はキャリア通じてほぼ打たない様子)

その為、ガード陣とビッグマンでピックアンドロール、絡まない選手がアウトサイドに出て待機が基本的なスタンスになるでしょう。

先日のプレではスペインピックを使う場面もあったので、アウトサイドが当たらない時も、インサイドを強調するパターンもいくつかありそうですが、3P確率が30%程度で高くないビリシベ選手、宮越選手にキックアウトするシーンもあったので、アウトサイドを強調する方針は間違ってないかと考えます。
(スペインピック:ピックアンドロールのスクリーナーのDFにスクリーンをかけるプレイ)

https://twitter.com/eftokyoz/status/1438831647479066636?s=21
これがスペインピック。バートン選手にスクリーンをかけたエディ選手に坂井選手がスクリーンをかける。決まると
ダンクシーン!!

打てるとは言え3P確率の低い選手も多く、各選手の確率な上がってくるかによってプレイタイム含めてチームの浮き沈みに大きく影響しそうです。

・アップテンポなペース

今季はアスレティック能力の高い選手とチームに若手が多いことから試合のペースを上げて、DFが整わないうちに攻める、オフェンスの回数を増やす傾向があるのかなと感じました。

スティールからの簡単なレイアップで8点取れれば大分試合を優位に運べるのと、
実際にプレでバートン選手、エディ選手はスティールを積極的に狙っていました。

また、ガードもシューターも互換性が高いロスターになっていることから、展開が早くポジショニングが整わなくても、前述したピックアンドロール、キックアウトからの3Pが可能なのもペースが早くなるのではないかと考える一つの理由です。

ピックアンドロールはシンプルにやれば一回6〜8秒程度なので、速攻で1回、セットして1回、ダメでももう1回と、3回攻めることができ、DFの思考力を大きく削ることができます。
実際は2回を余裕を持って攻める形にはなるかと思いますが、回数をこちらで選べるのは優位性を持つ上で大切になってきます。

今季加入した選手は大小はあれ、能力値のバランスが良い選手と特化してる選手に分かれた印象でふ。
バランスがいい選手がチームを安定させ、特化した選手が相手との差別要素として活躍することを期待して今シーズンを観ていきたいと思います。

チームや個人の予想や期待してること、書いて欲しいこと、意見などなどがあれば、是非コメントで書いていってください!!

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